●2011年度 事前:給食食材測定結果
月1回 3品づつ
野菜12品(千葉・群馬・茨城・神奈川)畜産3品(神奈川・岩手)
牛乳(栃木の那須など・山梨・千葉・神奈)
検出食材
2月使用予定 神奈川県産豚肉よりセシウム2.47㏃/kg検出
検査日1/27 セシウム134 0.97㏃/kg検出 (<0.64㏃/kg)
セシウム137 1.5㏃/kg検出 (<0.76㏃/kg)
Q1神奈川県産の豚からなぜ検出されているのかについて
⇒餌なのか、養育環境によるものなのか原因は不明
Q2今後の使用見合わせについて
⇒基準値内のため今後も使用していく
●2011年度 事後:提供食の放射線量の測定結果
「学校給食の放射線量の測定結果について」のお知らせ
(1月19日教育委員会より配布内容より抜粋)
○10〜12月まで提供分 放射性セシウムによる内部被ばく線量(推計)
最小値 0.012マイクロシーベルト 最大値 0.417マイクロシーベルト
*最大値は検出下限値に相当する放射性セシウムが含まれていたと過程した場合の推計
○上記結果をもとにした推計した一年間の給食188食分を食べた場合の内部被ばく線量
最小値 0.046マイクロシーベルト 最大値 1.600マイクロシーベルト
「家庭での食事が学校給食と同程度と仮定した場合
上記測定結果をもとに年間被ばく線量を推計すると最大で9.319μsvとなります。
この値は1ミリシーベルトの100分の1以下です。」
◆6回目まるごと検査 セシウム137 0.48㏃/kg検出(検出下限値0.47㏃/kg)
(11月21日〜11月25日 4日分 提供食)
0.48(Bq/kg)×2.448(kg)=1.175(Bq)←これが1週間の給食で摂取したセシウム137
4日間の給食で1.175(Bq)なので1食に平均0.294(bq)の摂取
検出食材の特定は不可能なので対応も難しいとのお話でした。
推計
セシウム134 0.61(㏃/kg)×2.448(kg)=1.493(Bq)
セシウム137 は上記により1.175(Bq)
セシウム合算の推計は 2.668(Bq)・・4食分
一食あたり0.667(㏃)の摂取
参考:事故前の1人1日あたりの食事 中のCs-137量はおおむね0.1ベクレル以下
●検査方法
(財)日本冷凍食品検査協会(横浜市金沢区福浦)に委託
ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクトロメトリーによる核種分析
測定時間2,000秒
児童に提供した給食1食分を1週間(5日分)まとめて測定
検体は毎日、諏訪小学校から採取し冷凍保存 市の職員が検査協会に持込み検査
(諏訪小は市役所前だったので選択されていたそうです)
●まるごと検査検出下限値 (2000秒で測定できるのがこの下限値)
□ヨウ素131 0.48 〜 0.6Bq/kg
□セシウム134 0.4 〜 0.82㏃/kg
□セシウム137 0.47 〜 0.79㏃/kg
◎実際に測定している日本冷凍食品協会さんに聞いてみました♪
Q1.まるごとって?
一週間分の給食
+
一週間分の牛乳(ミナミミルク200ml×5日分で約1Lほどになるそうです)
全部ミキシングすると3キロ前後、うち2L分をマリネリにいれ測定
Q2.検出下限値に影響するのは?
@給食検体の比重・密度
密度が低いほうが下限値が上がる
A機械が反応する感度
油しお葉緑素の存在は感度を低下させる
食前で調味料なしの素材のままのほうが感度はいい
ただし調味料そのものの値をみれない
◎理研さんにも検出下限値に影響するものについて聞いてみました♪
物質そのものの影響に自己吸収係数がある。
牛乳そのもの含まれるFeが検体のγ線を吸収し、
実際の値よりも低い値に検出されること。
水よりも遮蔽率が下がるため補正する。
固体と水分は分けたほうが正確に測定可能。
●費用
事前検査用試料は市役所に届いてから検査機関へ郵送、月1回3品分で年間5〜10万円
事後のまるごと検査費用は月14万円
●2011年12月22日 朝日新聞取材記事 放射能と暮らし<給食>.pdf
(市内在住の保護者や関係者が取材をうけた時の記事です。)
●まるごと検査実施
藤沢市・海老名市・逗子市
●毎日事前検査実施
横浜市