「NO!NO!放射能」ミーティング@よこすか&みうらは、
2011年7月に、子供たちを放射能から守る事を目指して発足しました。

この会は、いかなる政治団体、宗教団体など他団体の影響を受けず
「子供たちの被曝低減」を目的として活動します。
反原発、反原子力空母の会ではありません。

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2012年05月04日

放射性物質検出食材使用についての要望書


●神奈川産冷凍みかんCs6.51㏃/kg検出使用見合わせの要望
 (4/27検査 5月使用予定)


4月末に、5月提供予定の神奈川県産みかんについて、川崎市の冷凍みかんのように検出される可能性があるため、事前検査のお願いと、使用見合わせや産地変更のお願いをしました。
横須賀市教育委員会学校保健課では、4月27日に冷凍みかんの事前検査を実施項目に取り入れてくださいました。どうもありがとうございます<(_ _)>


 結果:セシウム134 2.56㏃/kg セシウム137 3.95㏃/kg 合算6.51㏃/kg検出
検出結果は5月1日に横須賀市HPへアップされ
国の暫定基準値内のため産地変更はしないという通知でした。

国立保健医療科学院生活環境研究部 実効線量率参考
Cs134 8歳≦10歳児<13歳 1.4E-08  Cs137 8歳≦10歳児<13歳 1.0E-08

満月一回摂取した場合(小田原冷凍みかん可食分実測で100g)
  
この冷凍みかん一個分で体内に取り込むセシウム134の量は、
  2.56 [Bq/kg] × 0.1[kg] = 0.256 [Bq]

この冷凍みかん一個分で体内に取り込むセシウム137の量は、
  3.95[Bq/kg] × 0.1 [kg] = 0.395 [Bq]

セシウム134と137の総摂取量は0.651㏃
(2つ食べて1.3㏃/kg)


 内部被ばく量  Cs134 2.56 [Bq] × 0.014 [μSv/Bq] = 0.04 μSv
 Cs137 3.95 [Bq] × 0.01 [μSv/Bq] = 0.004μSv 
 あわせて0.075μsv 
            
満月ワンシーズンにみかんを30回食べた場合
               
         セシウム134   2.56 [Bq/kg] × 3[kg] = 7.68 [Bq]
         セシウム137   3.95 [Bq/kg] × 3[kg] = 11.85 [Bq]

セシウム総摂取量は19.53㏃ 

内部被ばく量は  Cs134 7.68 [Bq] × 0.014 [μSv/Bq] = 0.11 μSv
 Cs137 11.85 [Bq] × 0.01 [μSv/Bq] = 0.1185μSv 
 あわせて0.2285μsv
 

 子どもにとってセシウムを摂取することはなるべく避けたいこと、事前に検出されていることがわかっており、国の基準値より低くても、横須賀独自に検討していただけたらと思います。

 セシウムなどが何ベクレル体内にあって,それを線量当量で何マイクロシーベルトと換算するかの係数は,いくつもの想定を元にモデル化しており,その想定に問題があると指摘する専門家もいるのが現状です。
子どもにとってメリットのない放射能の検出がわかっている食材については使用を見合わせたり、産地を変更していただけたらという保護者の声が多数あがっております。
 
 神奈川県全体の質の高い給食検査体制の構築と維持をもって、さらに高い線量地域で内外の被ばくをしながら生活する子どもたちの地域における検査体制確立への寄与するところは大きいと考えております。

 保護者の思いに寄り添いたいと思うが行政としての限界もあるとのお話でしたが、
子どもたちのために最善の選択をしていただけることを願って5月2日横須賀市教育委員会 
教育長あてに要望書を提出しました。⇒ 検出食材要望書.docx

回答は2週間以内くらいにとのことでした。(5月中旬)


                 〜 要望書 〜



                                       平成24年5月2日
                           No!No!放射能ミーティング@よこすかみうら
                                子どもの未来を守ろう 横須賀 
横須賀市教育委員会 
教育長 永妻 和子様


        学校給食における放射性物質検出食材使用についての要望書

 4月27日横須賀市の事前検査にて5月使用予定食材である冷凍みかんからセシウム134 2.56㏃/kg セシウム137 3.95㏃/kg 合算6.51㏃/kg検出されました。

<横須賀市HP:給食の放射線量の測定について 24年度の測定結果 結果による対応より>
5月使用分の神奈川県産冷凍ミカンから1kgあたり6.51ベクレルのセシウムが検出されました。この値は、新基準値(一般食品100ベクレル/kg)を大きく下回っています。このことから、冷凍ミカンの産地変更等は行いません。なお、今後も実際に子どもたちが食べている提供食の放射線量測定の結果を注視していきます。

 私たちは、子どもたちを無駄な内部被曝から守ることを望んでいます。
微量であっても、給食食材に放射性物質が含まれていれば、食べた子どもは、体内の細胞の近距離から放射線を浴びることになります。今回のような事故の規模で低線量被ばくをしながら生活した場合の影響について、特に子どもにおける人体への影響で明らかなデータというものがありません。
より安全サイドにたち、ALARAの原則 (As Low As Reasonably Achievableの略)にもあるように、「合理的に達成可能な限り被ばく量を低減する」ことについて横須賀市教育委員会とともに手を組み子どもたちの健康を守れますよう願っております。

子どもたちの内部被ばく予防のために、以下の4項目について要望します。

   要望1.放射性物質検出食材の使用中止

   要望2.使用食材の産地変更

   要望3.学校から保護者へ給食食材の事前結果の周知

   要望4.検出食材の摂取を控えたい場合や代替品を持参することについての配慮


         
横須賀の子どもたちにとって最善の選択を検討していただけますよう、また検討結果についての回答をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。
posted by NO!NO!放射能! at 19:12 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | 小学校給食事前事後検査結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011(平成23)年度 小学校給食測定結果について

0126oshirase001.pdf0126oshirase001.pdf0126oshirase001.pdf
2011年度 事前:給食食材測定結果
  月1回 3品づつ
  野菜12品(千葉・群馬・茨城・神奈川)畜産3品(神奈川・岩手)
  牛乳(栃木の那須など・山梨・千葉・神奈)   
  
  検出食材
  2月使用予定 神奈川県産豚肉よりセシウム2.47㏃/kg検出
      検査日1/27 セシウム134 0.97㏃/kg検出 (<0.64㏃/kg)
            セシウム137 1.5㏃/kg検出 (<0.76㏃/kg) 
      
      Q1神奈川県産の豚からなぜ検出されているのかについて
       ⇒餌なのか、養育環境によるものなのか原因は不明 
  
      Q2今後の使用見合わせについて
       ⇒基準値内のため今後も使用していく 
   

    
2011年度 事後:提供食の放射線量の測定結果

  
「学校給食の放射線量の測定結果について」のお知らせ
(1月19日教育委員会より配布内容より抜粋)
 
  ○10〜12月まで提供分 放射性セシウムによる内部被ばく線量(推計)
 
   最小値 0.012マイクロシーベルト 最大値 0.417マイクロシーベルト
   *最大値は検出下限値に相当する放射性セシウムが含まれていたと過程した場合の推計

  ○上記結果をもとにした推計した一年間の給食188食分を食べた場合の内部被ばく線量
  
   最小値 0.046マイクロシーベルト 最大値 1.600マイクロシーベルト

  「家庭での食事が学校給食と同程度と仮定した場合
   上記測定結果をもとに年間被ばく線量を推計すると最大で9.319μsvとなります。
   この値は1ミリシーベルトの100分の1以下です。」
 


 

 ◆6回目まるごと検査 セシウム137 0.48㏃/kg検出(検出下限値0.47㏃/kg)
 (11月21日〜11月25日 4日分 提供食)

 0.48(Bq/kg)×2.448(kg)=1.175(Bq)←これが1週間の給食で摂取したセシウム137
  4日間の給食で1.175(Bq)なので1食に平均0.294(bq)の摂取
  検出食材の特定は不可能なので対応も難しいとのお話でした。
 
  推計
   セシウム134 0.61(㏃/kg)×2.448(kg)=1.493(Bq)
   セシウム137 は上記により1.175(Bq)
   セシウム合算の推計は 2.668(Bq)・・4食分 
   一食あたり0.667(㏃)の摂取
 


参考:事故前の1人1日あたりの食事 中のCs-137量はおおむね0.1ベクレル以下 

●検査方法

(財)日本冷凍食品検査協会(横浜市金沢区福浦)に委託
 ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクトロメトリーによる核種分析
 測定時間2,000秒
 児童に提供した給食1食分を1週間(5日分)まとめて測定
  検体は毎日、諏訪小学校から採取し冷凍保存 市の職員が検査協会に持込み検査
 (諏訪小は市役所前だったので選択されていたそうです)


●まるごと検査検出下限値 (2000秒で測定できるのがこの下限値)
 
 □ヨウ素131  0.48 〜 0.6Bq/kg
 □セシウム134  0.4 〜 0.82㏃/kg
 □セシウム137  0.47 〜 0.79㏃/kg

  ◎実際に測定している日本冷凍食品協会さんに聞いてみました♪

   Q1.まるごとって?

     一週間分の給食 
        +
     一週間分の牛乳(ミナミミルク200ml×5日分で約1Lほどになるそうです)
     全部ミキシングすると3キロ前後、うち2L分をマリネリにいれ測定
    
   Q2.検出下限値に影響するのは?

    @給食検体の比重・密度
    密度が低いほうが下限値が上がる 
 
   A機械が反応する感度
    油しお葉緑素の存在は感度を低下させる
    食前で調味料なしの素材のままのほうが感度はいい
    ただし調味料そのものの値をみれない
     
   ◎理研さんにも検出下限値に影響するものについて聞いてみました♪

     物質そのものの影響に自己吸収係数がある。
     牛乳そのもの含まれるFeが検体のγ線を吸収し、
     実際の値よりも低い値に検出されること。
     水よりも遮蔽率が下がるため補正する。
     固体と水分は分けたほうが正確に測定可能。
  
  
●費用
 
 事前検査用試料は市役所に届いてから検査機関へ郵送、月1回3品分で年間5〜10万円
 事後のまるごと検査費用は月14万円

●2011年12月22日 朝日新聞取材記事 放射能と暮らし<給食>.pdf
 (市内在住の保護者や関係者が取材をうけた時の記事です。)

●まるごと検査実施
  藤沢市海老名市・逗子市
 
●毎日事前検査実施
  横浜市
posted by NO!NO!放射能! at 17:36 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | 小学校給食事前事後検査結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012(平成24年度)のまるごと検査スケジュール


2011年9月から小学校給食食材産地公表、10月から事前検査(3品/月一回)に事後検査(一週間分のまるごと検査)を開始、2012年度から市内で毎回違う小学校から提供食を検査することになりスケジュールも公開してくださるようになりました
各学校ごとに違う産地は畜産物となります。

 

横須賀市HPよりスケジュール抜粋

23年度と同じ方法で24年度前期分(4月11日〜10月5日)の放射線量を測定します。

●給食食材

学校給食で使用する食材について、月1回、3品目ずつ測定します。

●提供食

児童に提供した給食1食分を原則1週間(5日分)ごとにまとめて測定します。
検体となる提供食は、測定ごとに、異なる小学校から採取します。


    〜提供期間および検体採取小学校(予定)〜
 
   <提供期間>         <検体採取小学校>
1 4月11日(水)〜4月20日(金)  浦郷小学校
2 4月23日(月)〜4月27日(金)  鷹取小学校
3 5月1日(火)〜5月11日(金)  逸見小学校
4 5月14日(月)〜5月18日(金)  鶴久保小学校
5 5月21日(月)〜5月25日(金)  桜小学校
6 6月28日(月)〜6月1日(金)  平作小学校
7 6月4日(月)〜6月8日(金)  大津小学校
8 6月11日(月)〜6月15日(金)  鴨居小学校
9 6月18日(月)〜6月22日(金)  公郷小学校
10 6月25日(月)〜6月29日(金)  衣笠小学校
11 7月2日(月)〜7月6日(金)  望洋小学校
12 7月9日(月)〜7月19日(木)  大塚台小学校
13 9月3日(月)〜9月7日(金)  神明小学校
14 9月10日(月)〜9月14日(金)  岩戸小学校
15 9月18日(火)〜9月21日(金)  野比東小学校
16 9月24日(月)〜9月28日(金)  武山小学校
17 10月1日(月)〜10月5日(金)  大楠小学校


posted by NO!NO!放射能! at 14:56 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | 小学校給食事前事後検査結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月27日

学校給食の放射線量の測定結果について(お知らせ)

現在横須賀市で実施している、給食のまるごと検査。

その測定結果は横須賀市のHPで公開されていますが、先日保護者宛に「学校給食の放射線量の測定結果について(お知らせ)」というプリントが配られました。

10月13日から12月22日までの49食分の内部被ばく線量の推計値

■上記の結果をもとに推計した1年間の給食188食分を食べた場合の内部被ばく線量

についての数値が掲載されていましたので、参考までにPDFでアップしておきます。

こちらでご覧ください。


posted by NO!NO!放射能! at 21:57 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | 小学校給食事前事後検査結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月06日

横須賀市の給食まるごと放射能検査に関しての要望

横須賀市では10月から、給食提供食1週間分のまるごと検査の実施がスタートしました。

各種メディアでも取り上げられたり、他の自治体でもこの方式が導入されるなど注目されていますが、現在横須賀市では測定結果に加えて「内部被曝の実行線量」も計算し、公表してくれています。

これは、他の自治体ではなかなかないことで、このような方法での測定と公表を実施していただいていることに改めて感謝するとともに、ぜひ今後も継続的に行っていただきたく思います。

さて、この給食検査ですが、現在は諏訪小の給食のみ測定されています。

しかし、畜産物の産地が学校ごとに違うという事情なども考えると、1週間ごとに違う学校の給食を検査をしていただくほうがより有意義な検査となり、また保護者にもより大きな安心を与えることになると考えています。

この会では、今後この給食検査が複数校において実施されることを希望いたします。

ぜひご検討いただければうれしいです。

posted by NO!NO!放射能! at 22:56 | 神奈川 ☔ | Comment(2) | 小学校給食事前事後検査結果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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