修学旅行の行き先変更請願提出の経緯
横須賀市立小学校の修学旅行先についての請願書を提出しました。⇒請願書 .docx
■2011年12月9日号タウンニュース
⇒記事:修学旅行先変更求む声
**請願書提出までの経緯**
<NO!NO!放射能ミーティング@よこすか&みうら>には、それぞれが心配している事柄について話し合う<プチ会>があります。
その一つが<修学旅行プチ会>です。そこでは小学校6年生の修学旅行先である日光で子ども達が余計な被ばくをするのではないかと心配する保護者達が集まって話し合いをしています。
日光市は文科省の航空モニタリングでも明らかになった通り、高濃度に汚染されている事が分かりました。しかし、日光市は土壌調査をしないまま、観光安全宣言を出してしまったので、今年の6年生は日光へ修学旅行に行きました。しかし、中には不安な気持ちでお子さんを送り出した方、被ばくを恐れて修学旅行の不参加を選択した方もいらっしゃるのです。
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*文科省 栃木県のモニタリングデータ 栃木県HP
≪環境省は12月19日、日光市を国の費用負担で市町村が除染を行う「汚染状況重点調査地域」に指定すると発表しました。(来年1月1日に全面施行される放射性物質汚染対処特措法に基づき、空間放射線量が毎時0・23マイクロシーベルト以上の地域がある市町村が対象となる)≫
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私達は、被ばくの影響を受けやすい子ども達にとって被ばく量が少ないに越したことはないというのは周知の事実があるにも拘らず、修学旅行という名目で、横須賀の何倍も空間線量が高く、高濃度に汚染された所へ子ども達を半ば強制的に行かせる事に疑問を持ちました。単純にセシウム137の割合から考えてもストロンチウムも蓄積している事は明確です
。セシウムが恐ろしい事も周知の事実ですが、更にストロンチウム90は、生物学的半減期が50年と長く、 セシウム等より健康被害が大きく、骨の中で細胞の設計図であるDNAを壊し続けることがわかっております。このストロンチウムが含まれているかどうかの土壌調査を日光市がしていないという点は、私達の一番の不安要素でした。
そしてプチ会で相談した結果、<市議会に請願書を提出してみよう>という事になりました。
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なぜいきなり市議会に??と思われる方もいらっしゃると思います。
それは原発事故後、給食に使用される食物の汚染を心配した保護者達は教育委員会に安全な給食を求めて電話やメールで問い合わせをしました。それぞれが何度も何度も掛け合うことは保護者にとっても負担が大きいことを感じていました。
そこで交渉先を学校に替えました。生物濃縮で汚染されやすい牛乳を飲ませたくない、お弁当を持たせたいと学校に掛け合い、学校によっては最近まで話し合いを続けたところもあります。
放射能汚染を心配している親御さんたちは、教育委員会や放射能に不安を持たない学校との交渉に疲弊しているのです。更に学校と修学旅行について交渉することで、先生との間に溝が出来てしまったりする事を恐れているのです。
そこで、修学旅行先については保護者が個として学校や教育委員会に掛け合わなくてもよい方法を考えたところ、市議会に<横須賀市立小学校の修学旅行についての請願書>として提出してみようというところに至ったのです。
静観書作成と提出にあたり多くの方のご指導ご協力を得られたことを感謝しております。
どうもありがとうございました<(_ _)>
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